ブランコ作業の歴史は事故の歴史とも言えます。

 

作業をする者にしか分からない危険と恐怖は口では言い表すことはできません。

 

例えば、最近ではほとんど行われない半身や完全乗り出しの作業。

窓の水切りサッシに足を乗せ右手にスクイジーを持ち、

左指3本で落ちないようにサッシをつかみ、

バランスをとりながら窓ガラスをシャンプーで洗い、スクイジーで汚れをとります。

 

サッシが水に濡れて思わず靴が1センチ滑っただけで全身の血が恐怖で逆流します。

毛穴が開いて冷や汗がどっと出ます。

思わず指先に入る力はつかんだ窓枠が曲がるほどです。

 

また、2008年に発生した千葉県でのブランコ作業墜落事故は、

業者にとって最もショッキングなニュースでした。

 

「ブランコ作業中に2本のザイルが切れて墜落事故」の、

GCAの事故速報を読んだ時、絶句しました。

 

100%の安全を信じてのザイルでの作業で2本とも切れた?

どうして? どんなやり方で? などなど、

ニュースを聞いた業者は様々に思いをめぐらせ風評がひとり歩きをしました。

 

事故発生当時の事故の噂はこのようなものでした。

 

.張ぅ麒式で降りて屋上の角あてがなかったので2本とも切れた。

吊り元を2本同じ場所からとっていたので2本とも外れた。

2鮎紊猟澆蠍気鬟哀譟璽船鵐阿らとったので切り口から切れた。

ぅ僖薀譽詈式でやれば事故はなかった。

 

などなどでした。本当はどうだったのでしょうか?

詳しい事故情報はお問い合わせください。

 

この事故を境に首都圏を中心に、全国でブランコ作業の墜落事故が相次いで発生し、

そして、国会でまで質疑されたブランコ作業の危険は、

ついに2016年法制化されることになりました。

 

「労働安全衛生法 ロープ高所作業安全特別教育」が1月1日から、

全ての業者に義務となりウインドウクリーニング業界は、

また一つ越えなければならない高いハードルを作ってしまった。

 

次回は進化する高所作業の安全と技術の進歩をお送りします。